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[死]というものについて考えたあれこれ。

世間話
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今回は【死】ということに関してあれこれと考えたことを書きました。
あくまでも、私個人の考えであり、自殺を認めたり推奨したりする意図は一切ありません。
また、特定の誰かに当てたものでもありませんので、ご理解ください。


いま私は、小さな部屋で一人でPCに向かってこの文章を書いています。そんなとき、自分以外の人間が生きているのか死んでいるのかなんて分かりません。というか考えもしません。
だけど、離れて暮らす両親も、最近全然会ってない友人も、顔を知らないSNSの向こうの友達も、わざわざ連絡しなくてもあまりにも無意識に生きているものだと思っているし
それとは反対に、ふと亡くなってしまった誰かを思い出すとき、会う約束なんてしてなかったのに(もしくは会ったことも無い相手でさえ)急に寂しい気持ちになったりします。

この「寂しさ」は、いったい何なのでしょうか。

今の担当医に会ってまだ日が浅い頃
「君からは生に対しての執着が感じられない。」と言われたことがあります。
びっくりしました。だってそういうのって、もっとネガティブな人にかける言葉だと思っていたから。私は毎日美味しくご飯を食べ、稼ぎたくてぎらぎら働き、友達も少なくはないし、なかなか楽しく生きているつもりだったから。
詳しく聞くと「生きる意欲がない」とか「自殺願望がある」とかいうことではなく「死ぬときは死ぬんだから仕方ないよね」という空気だそうで、先天性の疾患を持って成人した人にはありがちなのだと言われました。

「絶対に死にたくない!」「何としても助けてください!」みたいな。
そういうのは、確かにあまり感じたことないかもしれません。


だって仕方ないから。

今すぐ死にたいとは決して思わないけど、わけが分からないうちから胸を開いて
それでも「これ以上よくなることはありません」なんて言われたら、全部仕方ないで飲み込む癖がついたって、仕方ないことだと思う。



2年前の夏、手術を控えていた頃、私は死ぬことについてよく考えていました。

ふたつの「死」について。

ひとつ目は、この身体から逃げたるために自分で選ぶ「死」です。
何度かブログにも書いてきましたが、当時私は医療行為に対して酷いPTSDのような状態に陥っていました。単純に怖いから手術を受けたくない気持ちとPTSDとが相まって、この環境から逃げるためには自分で自分の「死」のタイミングを決めるという選択肢しか見えなくなっていました。

それは「衝動的」なことではなくて、雨が降り込んできたから窓を閉めるのと同じような。日差しが眩しいからカーテンを閉めるのと同じような。自分の中であまりにも当たり前だったから、その時の感情をあまり正確には思い出せません。
特別思いつめていたわけでもないので、何か分かりやすいきっかけがあってその考え消えたというよりは、検査や手術の準備をしていく中で自分の身体について納得していくことで、少しずつそれどころではなくなってきて、その気持ちは奥の方へ仕舞われていきました。今でもきっと自分のどこかにその感情はあるんだろうけど、今の私は他に沢山やることがあるからどこに仕舞ったのか探している暇がない。という感じ。

もうひとつは、病院側から説明される「死」です。現実問題として身体が耐えられないかもしれないこと。つまり、どんなに前向きに手術を受けても自分にはどうしようも出来ないものです。
私にとっては人生で3回目の開胸手術だったので癒着が酷く、手術そのもののリスクだけでなく合併症のリスクも上がります。
この手術が命に関わる危険性は2~3%程だと言われていました。この数字を大きいと感じるか小さいと感じるかは人によって違うと思いますが、頭のどこかではずっと、戻ってこられなくなることも考えながら入院の準備を進めていました。
もし本当にそうなったら、寂しいな。と思っていました。


入院中にはあまりの苦しさで「もう殺してください」と父に懇願し、かと思えば主治医には「助けてほしい」と泣きつき、いったいどっちなんだと心の中の私は呆れかえるばかりで、結局私はまだ、生きることも死ぬことも何もわかっていません。


ー誰も死ぬことを知らない。知らないんだから怖いかどうかなんて分からないじゃないか。もしかしたらすごく良い感じのことかもしれないのにー

と、ソクラテスが言ったんだそうです。
(相当砕いた表現にしています。)


それは確かにそうかもしれない。
で、実際のところはどうだったんですか?と訊ねてみたくても、他界した人とは話せないんですよ。

やっぱりそれはすごく、寂しいな。と感じます。


だからできるだけ、生きてる間に沢山話しをしたいし、この寂しさは何なのか、探してみたい。

今は答えも出ないし、この記事の締めくくり方も分からなくなってしまったので…



今日はここまでとする。


おしまい

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