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☆心臓の穴

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今回の記事は、心臓の仕組みや心疾患に縁のない方には訳が分からない説明が多いかもしれません。

6月の心エコー検診で、「手術で閉じた心臓の穴が開いている」と告げられました。
3月の時はそんなことなかったのに。
そしてそのままさらに3ヵ月が経ちましたが、当然「穴が開いてる」感覚は私自身全くわかりません。

正確な説明は何ともややこしいので、雰囲気だけでも伝えられたらと思うんですが
昨年の手術では、僧帽弁を人工弁に付け替える(その際に僧帽弁を動かすために繋がっている心内の筋肉もいじった)ことと、三尖弁を形成することがメインで、ついでにその弁の間にできるも修復した(塞いだ)と聞いていました。
心臓は日々ばくばくと動いており、その状態のままメスを入れて修復ことは出来ません。
手術の間は人工心肺を繋いで、本物の心臓を大人しくさせている間にさまざまな処置をします。なので、手術中にどんなに完璧な仕上がりでも、傷を閉じ、体内の血液循環を戻して日常生活が送れるようになってみて(心臓が動き出してみて)やっと手術が上手くいったのかどうかが分かります。

今回の手術で、弁の置換は大成功だったそうで
「心臓が本来の動き方を思い出したよう」
と主治医が言うほどだったので、慢性化していた心不全が少しは改善されるだろうということでした。

だけど、おとなしくしていたら閉じたままだった部分が、本来の動きを取り戻したせいで開いてしまったのだそうです。

そもそもの形が違うのだから、どんなにメスを入れても、正しい形に整うものではない。
「当たり前のことだ」「仕方のないことだ」と、何度も何度も自分に言い聞かせてはいますが、本音はやはり、その都度悲しい気持ちになるわけで。


素人の私には、エコーの画像を見ても、何が変わったのか全く分からないし
そのまま放置しても体に影響が出るものではないと言います。
実際、手術の前と比べると心不全の症状は随分軽くなりました。
ただ、正常とは異なる血液の動きが出来てしまうので、それによって血栓が発生しやすいのかどうなのかのデータがまだ無くて、不安因子を潰しておくためにワーファリンは継続になりました。

ワーファリンを飲み続けるくらいで済む話なら、どうってことは無いのだけれど
「とりあえず今の段階で」だけでも、歪な形のままで良いから、治す部分は全部治ったよという状態の心臓でいたかったなぁ。と思って、少し悲しい。
せっかく胸開いたんだから。

何年後かの再弁置換の手術の時に、一緒にもう一度塞いでもらうんだと思います。
切ったり縫ったり焼いたり塞いだりしても生きていけるとは。毎度とても不思議な気持ち。


繊細なのか頑丈なのか、心臓というのは良く分からないです。





だからどうしたというわけでもないんだけど、とりあえず現状を記録しておくための記事でした。

おしまい。

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