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新型肺炎騒動について思う事

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世界中が大パニックになっている新型のコロナウイルス大流行について、考えていること。
私は、医療についても感染症についても専門的な知識は持ち合わせておりません。
ただ、基礎疾患持ちとして、日々ニュースを見ながら思うあれこれです。



最初にこのウイルスが武漢で流行していて、日本でも流行り始めるかもしれないよ、くらいの時は
新種のウイルスだし、私は手術直後だし、不安いっぱいでTVに噛り付いていました。


致死率なんて当てにならなくても(先天性疾患持ちは一般的な30代とは違うと考えてるから)やっぱり気になるし、基礎疾患持ちは重症化しやすいなんて風邪でもインフルでもそうで、何を今更。とは思いながらも
知人から「これ(ハイリスク軍)、えふちゃんも当てはまるでしょ?」とか「私たちより、えふちゃんが感染する方が危険なんだよね。マスクの予備ある?」とか言われるようになって
なるほど。持病というものに縁のない人には普通に生活していてもピンとこないことなんだ。これから毎年インフルエンザが流行する時期にはワイドショーなんかで『基礎疾患持ちは重症化するからうつさないように周囲も気を付けて!!』って注意喚起してくれたらありがたいのにな、なんて思ってました。


だけど国内でじわじわと広がり始めた頃、何だか分からないもやもやを常に感じるようになりました。
ずっとこのもやもやの正体が掴めなくて、せっかく体力が戻ってきたのにどこにも出掛けられないフラストレーションとか、未だ実態の掴めないウイルスへの不安とか、それらと同じだと思うことにして、この「何か分からんけどイラっとする感じ」を頭の片隅に追いやっていたある日
葉生楽(ぱきら)さん〚@pakira8ibitu〛のこのツイートが目に入りました。


いわゆる健康な人たちの
「気をつけていても感染してしまうかもしれない不安を常に抱きながらも、日常生活を送り続けなければいけない」ことに対する苛立ちは、基礎疾患の人(や家族)ならおそらく一生持ち続けていく感情であると思う。
うまく収束しても、そういう感情や存在は忘れないでいて欲しい。





私の頭の片隅の何だか分からないもやもやが、ストンと治まりました。
そう。いま多くの人が感じているであろう得体の知れないものへの不安感を、私はずっと昔から知っている。
「わからない」って言われることがどんなに不安なことか。
病院なのに?こんなに検査したのに?言いつけ守って、いろんな制限我慢してるのに?
なんで分からないの?どうすれば分かるの?もっと頑張って調べてよ!!
と。なるよ。なります。

その気持ちが分かるからこそ、私はTVの中のコメントに同族嫌悪に近い苛立ちを感じたり、みんなこんなことも知らずに生活しているのかという妬みのような羨ましさのようなものを感じたり、買い占めや転売にシンプルに腹が立ったり、そういうものが一緒くたになったもやもやを感じていました。


分からないものは仕方ないの!
人類が出会ったことのないウイルスなんだから。まだ何のデータも無いの。
私が苛ついたってそれこそ何の意味もない。
感染が広がりそうな場所を避けて、バランスの良い食事から栄養を摂って、適度に運動をして体力を付け、しっかり眠って免疫力を高めるしかないんです。
強制的な自宅待機だって小さい時から慣れっこなんだから。
こういう、やりたくても出来ない時期に何を蓄えたかって、目には見えないけど後々必ず実るものだと思います。それが分かるのって、みんながこの騒動を忘れてしまうくらいの、もっとずっと先なんですけど、でも無駄なものは無いというか無駄にするかしないか自分次第というか。
正しく恐れて、カリカリしないでいましょうね。
(正しく恐れるって専門家の先生が言っていたけど、いい言葉ですね。)


連日「高齢者や基礎疾患のある人は重症化のリスクが高い」と聞いても、やっぱり多くの人はまだ知らないんじゃないかと思います。

基礎疾患を持っている人って、「見るからに高齢者」とか「寝たきり」とか「いかにも病弱そうなビジュアル」とかじゃなくて
仕事したり遊んだり毎日すれ違っている人の中に当たり前に混ざっています。
特に、重症化しやすいと言われてる内部(呼吸器)疾患なんて、見た目じゃ分からない場合がほとんどで、若者の中にだって沢山居る。そういうことを少しでも報道してくれたらいいのに。
ヘルプマークのことなんか広めるのは良い機会ではないのかな。


でもきっと、この騒動が終息したら
インフルエンザだけど休めなくて仕事を頑張ったことが美談になったり、熱が高くても病院に行かなかったことが武勇伝になったり、お医者さんはスーパーマンのように何でも出来て、全ての病気は死ぬか完治するかの2択の認識しかないような世界に戻ってしまうのかもしれない。



それでもいいから。
もうとりあえず今はそれでもいいから、この騒動が早く終息することを、まず一番に望みます。



改めて掲載を承諾してくださった葉生楽(ぱきら)さん 、ありがとうございます。

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