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ある先生との出会い

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不整脈が起き始めたとき、病院ジプシーをしていました。
どんどんPTSDも悪化していて、とにかくどこか。誰でもいいから分かる言葉で教えてください。と思って必死だった。
そこで私の担当になってくれた、都内の大学病院で出会ったA先生の話を少し。

まず初めての先生と話すときはいつも、自分が何の病気で、いつ手術してっていう内容を、確認も兼ねて話すんですが
「大丈夫ですよ。ちゃんと昨日カルテ見て予習してきたから。全部分かってます」
と言われ、その作業が省かれた。すごい、と思った。
そのあとA先生は「実は僕も先天性の心疾患なんです」と話してくれた。
自身も3度の手術を経験しており、ペースメーカーが入っているらしい。
手術跡もちらっと見せてくれた。

たいてい私の通院歴を見ると「なんでこんなに病院に行ってない期間があるのか」「なんで同じ病院に通院してないのか」と、注意を受ける。
だってそこの先生好きじゃないんだもん。
だって「うちではすることないから。もっと大きなトコ(病院)行って」言われたんだもん。
だって病院行くのこわいんだもん。

そんな子供みたいなこと言えないから、私はいつも「…すみません。」というだけでした。

だけどA先生は通院歴と紹介状を見て「今まで一人でずっと抱えてきたの?大変だったでしょ」と言ってくれた。

先天性心疾患の子が大人になれるようになってまだ年数が浅く、データ(症例?)が少ないこと。成人先天性心疾患を専門で診られる医者がまだ少ないこと。自分たちの置かれている状況を、色々説明してくれました。
もっと勉強しないと。私は、私の病気のことを何も知らなかったって思い知った。

私が異様に病院をこわがることについても、真剣に話を聞いてくれて
「これは僕の考えですが、先天性の疾患を持っている人は、精神疾患を兼ねている人が非常に多いと思う。」と話してくれた。
だって普通に考えたら耐えられないような状況に置かれてたんだから、当然のこと。しかも当時(先生や私の幼い時)は、もっと治療優先で患者の感情なんてくみ取っている余裕がなかった
だから貴方が異常なわけではない。なりたくてなったわけじゃないんだから、謝る必要は全くない。といった話をしてくれて、私はもう返事も何もできなくなってしまって、ぼろぼろ泣いた。


そこで、手術適応である話を聞く。
緊急に何かしないと倒れてしまう状態ではないけど、端的に言えば手術をすることで寿命を延ばせます。というお話。

そして「貴方の感情を置き去りにした治療はしないと約束します」と言ってくれた。
だから、この先のことを、生きることを考えてください。と。

そこから1年以上、その先生が居る病院でお世話になっています。

そしてこれは、最近分かった話なんですけど
幼少期の2回の手術を執刀してくれた地元の外科医も、心臓病だったらしい。
病名は存じないのだけど、自身が病気で苦労をしたから、外科医になろうと思ったと聞いたと母が教えてくれました。
それが本当の話だとしたら、私には変なご縁があるみたい。


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